ソラレンを科学して光毒性を防ぐ!

最近は色白美人が主流になりましたね。10年くらい前までは日焼けした小麦色の健康的美人さんも多かったのですが、最近はごく一部になってしまいました。美容外科・美容皮膚科をメインに診療している医師としては、好ましい傾向です。なぜなら日焼けはシミを作り、たるみを作り、肌をボロボロにしていく犯人だからです。

今回は色白美人を維持するために注意しなければいけない「光毒性」というものについて勉強し、その中でもっとも身近な「ソラレン」という物質について科学していきたいと思います。ちょっと難しい内容になってしまいますが、最後までお読みいただけると嬉しいです。

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ソラレン?光毒性?

お肌のメンテナンスに興味がある方でしたら、TVや雑誌などで一度は聞いたことがある「光毒性」や「ソラレン」というキーワード。果たしてこれらはなんなのでしょうか?この二つのキーワードが理解できると、全体像が見えてくると思います。

ソラレンは光エネルギーを蓄積する

ソラレンとは柑橘類や一部野菜などに含まれている物質です。ソラレンを食べると2時間くらいで全身の皮膚表面にも届きます。皮膚の表面にソラレンがある状態で太陽の光を浴びると、ソラレンが光エネルギーを蓄積します。そしてその貯まったエネルギーを表皮の深い部分や真皮や放出することで皮膚に強いダメージを与えます。ダメージは肌のシミやかゆみ、赤みとして出てくるわけですが、これら一連のソラレンの影響を光毒性(光感作作用とも言います)と呼んでいます。ソラレンだけではなく、ソラレン誘導体と呼ばれるフロクマリン類などにも同様の光毒性があるので注意が必要です。
上記をまとめると、ソラレンを食べてすぐに紫外線に当たると肌がダメージを受けるから良くない、ということになるわけです。

光毒性とはシミの原因である

上ではソラレンによる光毒性(光感作作用)について説明しました。では表皮の深い部分や真皮が光毒性によってダメージを受けると何ができるのか。そうです、皆さんが一番恐れている「シミ」なのです。太陽にあたると紫外線のダメージだけでもシミができるのですが、ソラレンなどを食べた後には光毒性の影響で強くダメージを受けてシミがたくさんできやすくなります。場合によっては色素沈着という深刻な状況まで引き起こすのが光毒性なのです。

エッセンシャルオイルにも注意が必要

マッサージや肌のメンテナンスなどに使われるエッセンシャルオイル(精油)にも注意が必要です。柑橘系のエキスが入っている場合には、塗った直後に太陽の光にあたると食べた時と同じようにソラレンの光毒性によって肌にダメージを与えてしまいます。

光毒性を防ぐには

ここまで説明してきたソラレンなどによる光毒性。これだけ怖いことが起きるのであれば、避けたいところです。さてどうやって避ければ良いのでしょうか?

光毒性は光がなければ生じない

「光」毒性というだけあって、光がない所では光毒性は生じません。食事をして、ソラレンなどが体に吸収されて皮膚表面に到達するのに数時間かかりますから、一番気をつけなければならないのは朝ごはんということになります。逆に夜ご飯を食べた数時間後に太陽の光を浴びることはないと思いますので、夜ご飯ではあまりきにする必要はありません。

朝ごはん、時間によっては昼ごはんを食べる時に、ソラレンを多く含むものを控えることが大切です。朝は手軽に柑橘類のフルーツだけというのは一見健康そうに見えますが、肌のことだけを考えると良くありません。昔のヨーロッパのことわざに「朝のフルーツは金、昼は銀、夜は銅」というものがあります。健康というカラダ全体でみると正解ですが、美容皮膚科的には残念ながら間違っているということになります。

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ソラレンの含まれた食べ物を知る

では朝ごはんに控えるべき、ソラレンなどを含む食べ物とはなんでしょうか。以下の食べ物はビタミンなどが豊富で良い食べ物ですので、朝食べることは控えて夜に食べるようにするなどの工夫をしてみてください。

柑橘類などのフルーツ

レモン、グレープフルーツ、オレンジ、みかんなどの柑橘類にはビタミンCなどの美肌成分も多く含まれていますが、ソラレンも含まれているので朝に食べることは注意が必要です。柑橘類だけではなく、キウイやアセロラなどにも含まれています。食べる場合にはその後の日焼け対策を万全にして出かけるようにしましょう。

きゅうりなどの野菜

野菜にも含まれいてるものがあり、その代表はきゅうりです。一昔前だときゅうりパックなどもありましたが、今ではデメリットの方が大きいと言われています。そのほかにもブロッコリーやパセリ、セロリ、しそ、三つ葉などにも含まれています。

まとめ

ソラレンを多く含んだ食べ物を朝に食べると、紫外線からのダメージをいつも以上に強く受けるので注意が必要です。朝の食事にはソラレンが多く含まれている食べ物は控えるようにして、食べた場合には日焼け対策をしっかりと行いましょう。

ソラレンの食べ方をコントロールして光毒性を防ぎ、素敵な色白美人を目指してください!

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