寒い冬が終わり、桜の季節も過ぎました。これから待っているのは梅雨。そしてゆううつな梅雨が明ければ、ようやく夏がやってきます。夏に向けて脱毛などの準備を進めていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
最近では、ごく一時的にしか効果のないエステでの脱毛よりも医療機関で半永久的に効果が出る医療脱毛を受けられる方が増えてきました。費用対効果を考えれば当然の流れですよね。医療機関の多くでは治療器機としてレーザーを使っており(詳しくはこちら)、治療後には紫外線の吸収が強まる傾向にあるため肌のケアが必要です。
では、いつごろから紫外線ケアを行っていくのが良いのでしょうか。夏はもちろんのこと、夏以外にも紫外線を気にしなければならない大切な時期があります。今回は紫外線についての正しい知識を知っていただき、安全で確実な紫外線対策ができるようになりたいと思います。
目次
1.UV-AとUV-Bは違うもの
紫外線にも色々とあり、それぞれの性質は全く違うものです。ここでは、私たちに影響を及ぼす紫外線をしっかりと区別してみましょう。
紫外線にはABCがある
紫外線(UV)とは太陽から届く光の中で、最も波長が短くてエネルギーの強い光です。AからCの3種類があります。その中でUV-Cが皮膚ガンを引き起こす原因になったりなど最も怖いのですが、オゾン層で吸収されてしまい今のところ私たちのところまで届いていません。(最近はオゾン層破壊によりその影響が危惧されています。)
実際に私たちまで届き肌に影響与えて問題になってくる紫外線はAとBの2つです。AとBは隣りあった近い波長ですが、それぞれ大きく異なる性質を持っています。
いわゆる日焼け=UV-B
太陽の光を浴びたあとにサンバーンと言って赤くなったり、サンタンと言って真っ黒になったりという、いわゆる「日焼け」の原因となっているのがUV-Bです(サンタンには一部UV-Aも関係しています)。あまり深いところまでは到達せず、皮膚の表面(表皮)に強いダメージを与えて炎症やヤケドを起こしたり、メラニン色素を増加させてシミなどを作り出します。色白美人を目指す人にとってはスキンケアの敵ですね。
「SPF」という日焼け止めの強さの目安になっているのは、このUV-Bを防ぐ能力です。SPFは数値が多き方がUV-Bを防ぐ能力が高くなりますので、夏場はSPF30以上のものをこまめに塗ることが大切です。
意外と怖いディープ紫外線をご存知ですか?
最近、TVCMなどでも流れている「ディープ紫外線」という言葉、皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか。このディープ紫外線と呼ばれているものがUV-Aです。UV-Bほどのパワーはありませんが、じわじわと皮膚の深いところ(真皮)まで到達して肌のハリツヤ・たるみなどに影響するコラーゲンやエラスチンなどにダメージを与えます。紫外線によるシワやたるみの原因は、ほとんどがUV-Aだと言われています。
私たちのところに届く紫外線の90%以上はUV-Aです。UV-Bによる肌ダメージの方が見た目のインパクトが大きいので誤解されがちですが、UV-Bはほんのわずかしか肌に影響を与えていないのです。それを考えると、いかにUV-Aのダメージが大きいのかは想像に難しくないと思います。シミの原因も、実はUV-Aが隠れた犯人なのです。
このUV-Aから守ってくれる日焼け止めの基準が「PA」と呼ばれるものです。防御力の強さによってPA+からPA++++まで分けられていますので、+の数が多いものを選ぶと良いと思います。
2.UV-Aをしっかりと理解する
上で書いたように、私たちは日焼けするUV-BだけではなくUV-Aもしっかりとケアする必要がある訳ですが、UV-Aにはどのような特徴があるのでしょうか。ここではUV-Aの特徴をいくつかまとめてみます。
UV-Aのピークは5月から
UV-Aは5月くらいにはすでに真夏と同じくらいのピーク量に達しています。5月には紫外線がピークと言われる場合がありますが、それはUV-Aのことだったのです。
UV-Aは4月から8月がピークと言われていますが、UV-Bと違って冬場でも半分以上は残っているのが特徴になります。冬場でも一日中外で太陽の光にあたる場合にはPA+の入っている日焼け止めを使っておく必要があります。もちろん夏場はSPFの高い日焼け止めとPAの+が多いものを併用してください。
TVの紫外線情報はUV-B
TVのお天気コーナーで出てくる紫外線情報ですが、実はUV-Bの情報です。気象庁が測定しているのがUV-Bだけなので、仕方のないことなのかもしれません。最近は紫外線インデックス総合的な紫外線対策の情報も出てきてはいますが、UV-A単独での情報は残念ながら無いのが現状です。上にも書いた通り、UV-Aは1年を通して多く降りそそいでいますので、季節に関係なく対策をしてあげるのが良さそうです。
UV-Aは曇りでも室内でも届く
UV-Bは天気に大きく影響し、室内や日陰などに隠れるとある程度防ぐことができます。しかしUV-Aは曇りや雨でも関係なく地上に届き、室内であってもガラスを通り抜けてしまいます。曇りだから、日陰や室内にいるから、と油断しないことが大切です。ちなみにUV-Aは洋服も通ってしまいますので、長袖やロング手袋を着ていても対策にはなりません。
日焼けは目から紫外線が入っただけで直接皮膚が紫外線を浴びなくても起きる現象です。そういった意味でサングラスはとても大切な紫外線対策なのですが、サングラスはUV-BだけではなくUV-Aもブロックしてくれます。少し早いと感じるかもしれませんが、ゴールデンウィークくらいから使用してあげると良いと思います。
3.ヘリオケアが肌を守る!
UV-A対策が必要なのはご理解頂けたと思います。ではどうやってUV-Aを防いでいけば良いのでしょうか。もちろん日常的にPA+の日焼け止め効果が含まれた化粧品や日焼け止めなどを使用することも一案ですが、特に男性の場合には日常的にお顔に何かを塗るというのもストレスだと思います。
ヘリオケアは「飲む」日焼け止め
そこで出てくるのが「ヘリオケア」という飲み薬。スペイン生まれの「飲む日焼け止め」なのです。この飲む日焼け止めはUV-BだけではなくUV-Aにも効果を発揮してくれる、数少ない大切な日焼け対策グッズです。
ヘリオケアはポロポディウム属のシダ植物から抽出された「Fernblock」という成分がメインの飲み薬で、化学薬品は使用していません。効果の強さによってウルトラD・ウルトラ・ノーマルと分かれていて、ウルトラはノーマルの2倍のFernblock含有量があります。ウルトラとウルトラDの違いはビタミンDが含まれているかどうかですが、日本人のビタミンD摂取量が必ずしも多くはないことや、ビタミンDがガン予防に効果があることなどから、ウルトラDを飲むことがベストです。
安全性に関しては数十年の使用の歴史があり、アメリカやヨーロッパなどで多数の使用報告があり、その有効性と安全性について一定の評価がありますので安心して飲むことができます。年齢的にも4歳から使用可能と言われており、小学生のお子さんの運動会などでは親子共に重宝する飲み薬です。1錠で4時間程度の日焼け止め効果がありますので、朝と昼に飲むと一日中効果が持続することになります。
個人輸入の偽物に注意
以前、別な種類のネット上で販売されている個人輸入薬を抜き打ちで調査したところ、95%が偽物だったという報告がありました。ヘリオケアに関しても海外では偽物の報告があり、注意が必要です。大手ネット通販サイトであっても医療に関しての経験は豊富ではありませんし、全ての商品の品質までチェックしている訳ではありませんので、必ずしも信頼性が高いとは言えません。できれば信頼できる医療機関で購入することをお勧めします。
キルシェクリニックができること
東京都港区赤坂にあるキルシェクリニックでは、ヘリオケアの販売をしています。ウルトラDという一番効果の高いものを取り扱っており、輸入ルートは国内で一番信頼性が高いものを選んでいます。価格は1瓶30カプセル入りで7,800円(税別)とネット販売より1,000円ほど高めですが、1錠当り30円の差で信頼性が高く効果が確実に期待できるものが手に入るため、お子様に使用されたい方を中心として多くの方が購入されています。
また紫外線対策が足りなくてできてしまったシミやたるみ、シワなどに関してもレーザーなどでの腫れや内出血などのダウンタイムがない治療から糸などを使用した効果の高い治療までオールラウンドに対応可能ですので、お気軽にご相談くださいませ。