ヒーライトを科学する

最近検索キーワードで話題の中に「ヒーライト(HEALITE)」「ヒーライト2」というものがあるようです。とても良い医療機器で美容系を中心とした医療機関で使用されているものなのですが、まだまだ知られていないというのが実情のようですね。

HEALITE製品名Logo

今回は、このヒーライトについて詳しく書いてみたいと思います。

ヒーライト(HEALITE)とは?

ヒーライトは美容大国韓国の大手美容機器メーカーで開発された、まったくダウンタイムのない画期的な治療機器です。現在は次世代モデルであるヒーライト2が販売されており、大きめの雑誌を開いたくらいの広さに高密度に埋め込まれた1800個のLEDから590nmと830nmという2種類の波長の光を照射します。これら2つの波長は近赤外線〜赤外線とよばれ、皮膚の表面から深いところまで幅広く光が到達して様々な効果を引き出してくれます。

特に830nmの波長は深くまで届いて筋線維芽細胞も活性化させるので、今までの赤外線治療では難しかったシワやたるみの改善にも効果が期待でき、レーザーやRF機器に続くアンチエイジングの新しい武器として注目されています。また、このLEDの特性だけではなく十分な熱を加えることもできるのでニキビ治療にも積極的に使用されています。

ヒーライトⅡ本体写真

一般的なイメージではLEDというと電球や照明というイメージだと思いますが、それ以外の分野でもたくさん使用されています。波長によって植物の栽培促成などにも効果がありますし、医学の分野でも応用され研究が行われています。特に注目なのはヒーライトと同じくらいの波長のLEDを人間にあてることで体の回復が早くなったり筋力がアップしたりという研究成果が出ていることです。これらの研究はアメリカ航空宇宙局(NASA)や国防総省、有名な数十の病院などでも研究されていて、危険性のまったくない実験のため積極的に研究が行われ、たくさんの論文が発表されています。

ヒーライト2とヒーライトの違いはLEDの数と波長

ヒーライト2は初期モデルのヒーライトから大きな進化をとげました。主な変更点は、

・LEDの数が1000個から1800個に高密度化された

・照射する波長が830nm単体だったのが590nmと830nmのデュアルになった

ことです。LEDの数が倍近く増えたことで効果が高まり、治療時間が20分間から11分に短縮されました。また、590nmという表皮細胞を刺激する波長が追加されたことで、830nmという真皮(深いところ)に到達するLEDの効果を最大限まで高めることが可能になりました。

ヒーライトは安全性の高さと幅広い治療範囲がポイント

ヒーライトの治療時間は約15分。特殊な波長のLEDを照射するだけなので安全性が高く、腫れや内出血などのダウンタイムもなく、直後からお化粧も可能です。そういった意味ではお手軽に試せる治療だと思います。その反面、肌には触れず15分間ライトを照射するだけなので「何か処置をしてもらった」という感覚は少ないかもしれません。

治療効果が期待できるものとしては、たるみ・シワ・薄毛・ニキビ・肌のハリやツヤ・傷を早くきれいに治すなど様々なものがあります。ダイエット中の代謝促進や肩こりなどにも効果的と言われています。部位に関しても頭から足先まで対応可能で、複数部位を同日治療することも可能です。特に女性の薄毛治療に関してはこれまで良い治療があまりなかったのですが、このヒーライトが使えるようになったことで安全かつ効果的に治療を行うことができるようになりました。

キルシェクリニックができること

東京都港区赤坂にあるキルシェクリニックでは最新のヒーライト2を導入しており、ニキビ・薄毛治療・美容外科治療後の傷・アンチエイジングなどの様々な用途で使用しています。治療費に関しても1部位15分が7,800円(税別)とチャレンジしやすいお値段に設定しています。

危険性もダウンタイムもまったくなく、効果は結構期待できる治療なので、気になった方には是非お試しいただきたいと思っています。

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