30歳を過ぎると急激に気になるようになる目尻のシワや目の下のシワ。悩まれていらっしゃる方は多いと思います。とても気になる目の周り、これらを早く綺麗に効果的に治療できる方法というのは、残念ながら今まではありませんでした。
・ヒアルロン酸だとすぐに吸収されちゃうし、直後は凸凹が目立つ。
・ボトックスだと表情が固まってしまって困る。
・血小板注射(PRP)は効果が今ひとつ感じられない。
・FGF注射はデメリットが多すぎて怖い。
・目の下の手術だと傷やダウンタイムが心配。
など、一般的に思いつく治療はデメリットが多く、積極的に選びづらいものばかりでした。そのくらい目の周りの治療というのは繊細でバランスを取るのが難しいのです。
そんな目の周りの治療で最近注目されているのが「ベビーコラーゲン」と呼ばれるコラーゲンの注射です。注射してしばらくすると、目の周りのシワが消えていき、表情にも影響はなく、比較的長期間の効果が期待できるという魔法のような注射です。
今回は、このベビーコラーゲンについて詳しく解説し、キルシェクリニック的に科学してみたいと思います。
1.ヒト胎盤由来のコラーゲン
ベビーコラーゲンはヒト胎盤由来の製剤で、原材料はプラセンタと同じです。そこから肌に大きくプラスの影響を与えるⅢ型コラーゲンをメインに抽出しているのがベビーコラーゲンです。Ⅰ型コラーゲンとⅢ型コラーゲンの比率は50:50と、今まで製品化されていたものの10倍くらいのⅢ型コラーゲンを濃縮して抽出できているのが特徴です。このⅢ型コラーゲンがお肌に大きくプラスの影響を与えてくれるのです。プラセンタは体の中から元気に若返らせるのに対して、ベビーコラーゲンは皮膚に特化して赤ちゃんのようなツヤツヤ・プルプルに若返らせてくれる注射です。
2.強力な肌再生の能力と持続する効果
コラーゲンにはⅠ型、Ⅱ型、Ⅲ型などたくさんの種類があり、その中でも皮膚の状態に大きく影響するのがⅠ型とⅢ型です。Ⅰ型コラーゲンは全身に分布しており、肌のハリや骨格などに浅く広く影響を及ぼします。それに対してⅢ型コラーゲンは赤ちゃんの頃には豊富にありますが、年齢とともに急激に減少して、成人になるとかなり少なくなってしまいます。赤ちゃんの頃のⅠ型とⅢ型の比率が1:1なのに対して、成人では10:1くらいになってしまうと言われています。
Ⅰ型コラーゲンが体の基本となる全身にあるコラーゲンなのに対して、Ⅲ型コラーゲンは肌の水分保持や組織の柔軟性に大きな影響を与えます。赤ちゃんの肌がみずみずしくてプルプルしているというのは、このⅢ型コラーゲンによるものが大きいのです。つまりⅢ型コラーゲンを補充してあげれば、赤ちゃんのようなみずみずしくてプルプルした肌に若返ることができる、ということになります。
また、Ⅲ型コラーゲンは傷が治っていく段階(創傷治癒)の早期に増えてⅠ型コラーゲンに置き換わることで肌再生に大きな影響を与えていると言われています。若返りだけではなくそういった部分での応用でも注目されているのがベビーコラーゲンです。そして、繰り返し注射をすることで、この肌再生の能力がどんどん強くなっていき、最終的には2年近い効果の持続に結びつきます。長期間効果が持続するというのもベビーコラーゲンの魅力です。
ちなみにヒアルロン酸はヒトの体の中にはごく少量しか存在せず、40代くらいまでは赤ちゃんと同じくらいの量が体内に残っていると言われています。どちらを補充してあげたほうが肌の若返りにメリットがあるのかは明らかだと思います。
3.安全性についてもしっかりとクリア
ベビーコラーゲンはプラセンタと同じくヒト胎盤由来の製剤です。ですので安全性に関しては未知の感染症の可能性など100%担保されるものではありませんが、今まで問題が起きたという報告はありません。
現在FDA(アメリカの厚生労働省のような機関)に申請をしていて、そちらが認可され次第、FDA認可という世界最高水準の安全性が担保された製品というお墨付きがもらえます。先進国以外でのこういったヒト由来製剤には品質管理などの問題で不安が残りますが、ベビーコラーゲンは安心です。
キルシェクリニックができること
東京都港区赤坂にあるキルシェクリニックでは、ベビーコラーゲンの治療が可能です。価格も首都圏最安を意識しており、モニター価格で88,000円です。金額としては安くはありませんが、他の治療とは一線を画する治療ですのでトライする価値はあると思います。
今まではヒアルロン酸やボトックス、PRPなどを使っていたけれど効果が今ひとつだと感じていらっしゃった方に、ぜひ試していただきたい治療です。ベビーコラーゲンの効果に驚き、そして満足していただけるはずです。