レーザーによるタトゥー除去は1年限定で考えるべきという理由

就職や公共スペースでの露出など、様々な社会問題になっているタトゥー除去ですが、治療方法がいろいろとあり、どれを選ぶかで悩まれる方も多いと思います。その中でも、一番選ばれているのはリスクが最も少ないレーザーによるタトゥー治療です。時間は少しかかりますが、傷が残る可能性は低く、治療を行うことでの日常生活への支障も最も少ないことがレーザーによるタトゥー治療のメリットです。

キルシェクリニックでは医師としての社会貢献という側面からレーザーによるタトゥー治療を格安で積極的に行っています。しっかりと消したい方には、1年間回数無制限のフリーパスも準備しており、多くの方に利用していただいています。期間を定めずに無制限にすることは簡単なのですが、当院ではあえて「1年間」という期限を設定して治療に取り組んでいます。そこには大きな理由があるのです。

今回はレーザーによるタトゥー治療を考えた時には、なぜ「1年間」という期間を設定して治療に取り組むべきなのかについて書いてみたいと思います。

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治療を途中であきらめないために

長年タトゥー治療を行っていると、治療についての傾向というものが見えてきます。治療を途中であきらめずに最後までやり遂げるためには、その傾向を知っておくと有利です。知っておいていただきたい内容の1つに「脱落期間」というものがあります。

脱落期間は平均1年

タトゥーがほとんど目立たなくなり、治療が完結して卒業していく人の割合は、経験上だいたい6〜7割という感じです。残りの人は残念ですが、徐々に来院間隔が伸びてきて、最終的にはご来院されなくなってしまいます。この脱落の傾向は治療の経過にはあまり大きく影響されません。治療経過が良好で、あと数回で消えそうだという方でもいきなり脱落してしまう方もいらっしゃれば、経過が遅く回数が必要そうな方でも、頑張って通ってくれる方もいらっしゃいます。脱落する方の割合は、経過の良し悪しによらず同じくらいなのです。これらの脱落期間の平均は約1年、1年を境にして、急激に通わなくなってしまう方が増えてきます。

本当に無期限フリーパスは割安か

期間を設定せず無制限での治療を提供しているクリニックもありますが、それは果たして本当に割安なのでしょうか。面白いデータがあるのでご紹介します。

医療レーザー脱毛についてのデータなのですが、6回コースという回数が決まっているメニューの場合、平均来院回数は5回台でした。ほぼ全員が6回使い切っているとおもわれます。それに対して、価格は6回コースよりも無期限パスポートの方が高いのにも関わらず、無期限パスポートの来院回数は数年間という期間を追跡しても4回台前半しかないというものだったのです。

無期限パスポートを持っている方の多くは「いつでも治療できる」という安心感から、日常生活の中で治療の優先順位が下がってしまいます。さらに1年くらい時間が経過すると生活環境も変化することもあり、それによって治療を断念せざるを得なくなる場合もあります。

こうやって他のことに優先的に時間を使ってしまう結果、だんだんとクリニックへの足は遠のき、来院回数が落ちてしまうのです。さらに治療間隔もバラバラに空いてしまっている場合が多いので、治療効果という部分に関しても定期的に治療を繰り返している人よりも落ちてしまいます。

こういったデータを見ていると、果たして本当に無期限のフリーパスが費用対効果の面から有効なのかどうかという部分に関して疑問を感じます。個人的には期間を設定して短期集中で積極的に治療を行った方が良いと考えています。

タトゥーの平均治療回数は10〜15回

タトゥーのレーザーによる治療で、治療が完了して卒業していく方の平均治療回数は10回くらいです。どのくらいのレベルの消え方で卒業していくかという主観的な部分にも左右されますが、実は正しい方法で戦略的に治療を行っていると、そこまで治療期間は長くない場合が多いのです。もちろんこの回数で完全に消えない方もいらっしゃいますが、それはタトゥーのレーザーによる治療の限界点に近いのかもしれません。

治療を途中で諦めないためには、カウンセリングや治療の途中である程度の見通しを医師としっかりと打ち合わせしておくことも大切ですね。

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1年間で集中して治療することの意味

上に書いてきたとおり、治療から途中で脱落するのには一定の傾向があります。それらを防いで治療を最後まで頑張るためには

・期間を決めて集中的に治療する

・生活の中での優先順位を下げない

・医師としっかりと計画を立てていく

というのが、大切なポイントになります。こういった部分を押さえるためには「1年間限定で集中的にタトゥー除去の治療を行う」という選択肢が良いと思います。月に1回のペースで治療を行うことができれば10〜11回の治療が可能ですし、少なくても5〜7回の治療を行うことができるはずです。そして期間を限定していれば生活の中での優先順位も比較的高く保つことができると思いますので、脱落する可能性は少なくなり、治療効果を高めることができます。

タトゥーのレーザーによる治療は少しだけ時間が必要です。このことを頭のすみにとめながら、医師と綿密に連絡を取りつつ根気よくあきらめずにタトゥー治療を続けましょう。

金銭的問題であきらめないために

タトゥー除去の治療では、レーザーや切り取りなどの治療内容によらず、金銭的理由によってあきらめる方も多いです。初回に支払う金額が高く治療を断念する方もいらっしゃいますし、最初の金額だけで治療が完結すれば良いのですが、追加で費用が必要になり途中で断念せざるを得なくなる方もいらっしゃいます。

初回の治療費がネックの場合には、できるだけ安いクリニックをネットで探しましょう。信頼できる格安クリニックを探すポイントは、カウンセリングです。良いことばかり話して詳しい説明を嫌がるなどの場合にはパスした方が賢明です。納得いくまでクリニック探しをすることが治療に成功する秘訣です。レーザー機器に関しても黒や赤の場合ではそこまで大きな差が出ない場合も多いですので、ピコレーザーにこだわる必要性はありません。まずは治療を開始して、少しでも目立たなくすることが大切ですね。

追加費用に関しても同様で、カウンセリング時にしっかりと相談することが大切です。時間をかけて説明してくれ、長期視点での計画を立ててくれるクリニックがお勧めです。

10〜15回治療して見込みがない色素は切り取りも考慮

レーザーによるタトゥー除去には限界もあります。10〜15回の治療を行っても消えない場合には、皮膚が分厚くなっていてレーザーが通りづらい、深すぎてどれだけ強く照射してもレーザーが届かない、色がレーザーに反応しないもの、などの理由が考えられます。

こういった場合には、医師と相談の上で切除や削るなどを部分的に併用するなどの方法を検討しても良いと思います。

キルシェクリニックができること

東京都港区赤坂にあるキルシェクリニックでは、レーザーによるタトゥー除去を積極的に行っています。金額についても医師としての社会貢献という側面を重視しており、できるだけ格安で治療しています。また、社会貢献という側面から継続して無料モニターを提供している他のクリニックにはない特徴も持っています。

タトゥーの治療経過の画像撮影などにご協力いただける方には、モニターとしてさらに格安の価格設定としており、ピコレーザーを使用して10平方センチの1年間フリーパスが68,000円(税別)、その25平方センチの場合でも1年間のフリーパスが98,000円(税別)で治療可能です。定期的に2ヶ月の間隔で照射できた場合には6回〜7回の照射が可能ですので、 1回あたりはかなりお得な金額になると思います。首都圏以外の方が遠方から新幹線でお越し頂いたとしてもトータル金額が安くなるように価格を設定しておりますので、2ヶ月に1回東京に遊びにくる感覚で通院して頂いても良いと思います。

「タトゥーで悩む方をゼロにする」

これがキルシェクリニックの使命です。皆さまがタトゥーに悩むことなく、毎日を絵がをで過ごせて人生がプラスに変わるように頑張りますので、お気軽にご相談ください。

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