失敗!? ボトックスが効きすぎた時に考えるべきこと3つ

美容皮膚科(美容外科)の治療の中で、お手軽かつ効果的に受けることができると人気のボトックス注射。正確には「ボツリヌストキシンA(A毒素)注射」といいますが、その中で一番有名な商品名のボトックスが治療の一般的な名前として使われていることが多いようです。

美容医療が普及してお手軽に治療を受けられるようになった一方で、ボトックスの効果が自分がイメージしていたものと違っていたり、効き方が強かったり、希望していない他の部位にまで効果が出てしまったなどのトラブルも多く聞くようになってきました。

今回はそのボトックス注射について、治療後に自分のイメージと違った結果になってしまい、「これって失敗!?」と感じた場合に、早期に考えなければいけない3つのことと、その対応方法について書いてみたいと思います。悩まれている方は参考にしてみてください。

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※ここでは分かりやすいように全てのメーカーのボツリヌストキシンA注射をボトックス注射という表現で統一させていただきます。特定の商品に対する記事ではありません。

1.これ以上、状況が悪くならないようにする

ボトックス注射は翌日から数日目くらいに効果が出てきて、長い人では3週間くらいかけて効果が固定します。注射してから3週間を経過していない人は、これからさらに悩んでいる症状が進んでいく可能性があるということを頭に入れておく必要があります。今までのボトックス治療回数が少ない人や、翌日など早期から症状を強く感じている人ほど、効果が固定するまでの期間が長く、強く効いてしまうような印象があります。

まずは、できるだけ早い時期に治療を受けたクリニックで相談をする、ボトックス治療後の対応に慣れているクリニックに相談するなど、積極的な対策を考えていくことが大切です。効果が固定してしまってから改善させることは大変ですが、まだ効果が固定していない状況だと、効果をある程度ストップさせる方法はいくつかありますし、費用も安価で済む場合が多いです。

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2.効果の持続期間を短くする

ボトックス注射の効果には個人差がありますが、平均すると3ヶ月から半年の持続期間があります。あまり注射の経験がない方は、少し長めに効果が出る傾向にありますので、4ヶ月以上持続する場合も少なくありません。失敗したと感じている方の中には、今の悩ましい状況が3ヶ月以上も持続すると思うと、夜も眠れないという悩みを訴えられる方も少なくないでしょう。

この長期にわたる持続期間をできるだけ短くすることも、ボトックス後のトラブル治療としてはとても大切です。ただし、この治療はボトックスの効果が出ている期間を半年を2ヶ月に短縮したり、4ヶ月を1ヶ月半に短縮するなど、治療直後からの効果は感じづらいものですので、治療内容に対して疑問を感じる方もいらっしゃいます。ただ、実際に治療を行っている方の症状の改善スピードを見ていると、何もせずに様子を見ている方よりも圧倒的に早くなっていると感じています。

ボトックスを日常的に注射しているのではなく、結婚式や同窓会など何かしらのイベントに合わせて注射をしている場合などでは、特にこの治療が重要となってきます。イベントまで2週間くらいあれば、完全回復まではいかなくても、ある程度の回復をさせられる可能性があります。

3.今の状況を少しでも改善させる

現状で困っている状況を少しでも改善させることも大切な治療です。額のボトックスを行ったことで二重の幅が狭くなり、目が見えづらくなったような状況では、まぶたのたるみ治療を行うことで症状が改善する場合が多いですし、額の筋肉や皮膚を引きしめてあげることで症状が改善する場合もあります。また、エラのボトックスを行ったことで痩けた(痩せた)ような見た目になってしまった状況では、ヒアルロン酸を上手に利用することで見た目の改善を得ることも可能です。

ボトックス注射での左右差が目立つ場合や、全体的な筋肉へのバランスが悪い場合などでは、ボトックスを追加することで症状が改善する場合もあります。ボトックスでトラブルを抱えているのに、さらに追加することには抵抗があるかもしれませんが、方法の1つとして検討してみる価値はあるでしょう。

また、ボトックスで動かなくなってしまった筋肉を強制的に動くようにしてあげるような注射な内服薬もありますが、全身へのリスクなどもありますので慎重な使用が必要です。

まとめ

ボトックス注射後に予想していなかった症状で悩んだ場合には、大きく分けて3つのポイントについて対応していかなければいけないということがお分かりいただけたと思います。それぞれに対して適した治療方法がありますので、ボトックス注射後のトラブルに対する治療方法は1つだけではなく、いくつかの治療を組み合わせて行うことが大切です。

ボトックスは必ず効果がなくなる注射ですので、逆に言えば半年待てる方は何も治療をしなくても必ず元に戻りますから心配いりません。ただし、「失敗したかも!?」と感じている方の中で、このまま半年も様子を見ることは苦痛だと感じている方は、積極的な治療を行っても良いでしょう。

綺麗になるためにせっかく受けた治療で苦しんでいる状況から、できるだけ早く抜け出すためにも、トラブルを抱えてしまった場合には正しい治療を積極的に行うことが大切です。

キルシェクリックができること

東京都港区赤坂にあるキルシェクリニックでは、ボトックス注射後のトラブルに対して積極的に治療を行っており、治療効果を出しています。通常であれば4〜5ヶ月くらい効果が持続するであろうケースを1ヶ月程度で治療するなど、各種治療を組み合わせることで高い治療成績を出しています。単回で終わる治療ではないですし、費用もそれなりにかかりますが、本当に困っていて急いで治したいという患者さんにとっては、お力になれるクリニックだと思っています。

早期にご相談いただくことで、できる治療の幅は広がります。悩まれた時には一人で抱え込まず、お気軽にご相談頂ければと思います。何ができるのか、一緒に考えましょう。

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